在宅ワークやリモートワークが増え、Web会議を行う機会が増えたと言う人は多いと思います。
普段は音楽や動画の音を聞くだけだったけど、マイクを使い始めると出て来る問題が、エコー、ハウリング、雑音やノイズです。これらは、どういう原因で起きるのか、その対策もまとめて紹介します。
目次
Web会議でのエコーとハウリング対策

エコーの原因とは?
エコーの原因は、マイクがスピーカーの音を拾ってしまうから。
エコーとは、同じ音が何度も現象で、カラオケではエコーを利かせる事で、歌が盛り上がると言う効果があります。お風呂で歌を歌うと狭い空間でエコーが掛かるからと言う事でも知られています。
もっと大きな場面で言えば、山に登って「ヤッホー!」と叫ぶと、他の山々に跳ね返って「ヤッホー!」と聞こえますが、これもエコー現象の1つです。
これがWeb会議中に起きてしまうと煩わしいし、声が聞き取りにくいです。
ハウリングの原因とは?
ハウリングの原因は、マイクがスピーカーの音を拾い、更にその音がループし続けるから。
これによって、特定の周波数の音が発されます。カラオケなどでは定番ですが「キーン」と嫌な電子音が鳴るあれです。
ハウリングはちょっとなるだけでも、話したり歌ったりする側だけではなく、聞いている側も気持ちが萎えてしまいます。
エコーやハウリングを消す5つの方法
どの機器で発生しているのかを確認する
先ずは、複数の機器が近くにあるなら、どの機器で問題が発生しているのかを確認しましょう。Web会議に必要なマイクとスピーカー以外は切ってみると、収まる事もあります。
マイクとスピーカーが一体型なのを使っているけど、更に別途マイクを使っている場合などにも問題は起きるので、そういう場合は使う物だけを選択しましょう。例えば一体型のはスピーカーだけで、マイクは単体の物をと言う感じです。
マイクとスピーカーの位置を離す
エコーもハウリングも基本的には同じ様な問題なので、問題になっていると思われるマイクとスピーカーの位置を離すなど、置き場所を変えてみましょう。
マイクの音量を下げる
音量を下げても問題が無ければ、マイクの音量を下げる事で拾う音量が下がるので、これだけでも問題が解決する可能性がります。
エコーキャンセラー搭載のマイクスピーカーを使う
「エコーキャンセラー」で検索すると色々と出て来ると思います。これが搭載されているスピーカーの音をマイクが拾う事が無くなります。
一体型のヘッドセットを使う
一体型のヘッドセットなら、イヤホンなので音をマイクが拾う事がなくなります。これと同じで、マイクはマイクで用意しているなら、スピーカーをイヤホンにすれば同様に音を拾う事はありません。私はこのタイプで、これまでエコーやハウリング問題は起きた事はありません。
Web会議での雑音やノイズ対策

雑音やノイズの原因
雑音やノイズの原因は、「ブー」とか「ブーン」と鳴っているなら、接続機器の接続先の間違いや接触不良。「ザー」とか「サー」って鳴っているなら、パソコン本体の振動、機器の設定を調整ミスや、ケーブル不良、その他の電化製品の雑音が入り込んでいる。
雑音やノイズの対策方法
ノイズキャンセリング搭載のイヤホンやヘッドホンを使うと、雑音やノイズはかなり減りますが、自分に聞こえなくなるだけです。1人で音楽を聴いたり、動画を見るなら良いですが、Web会議の場合はその音声を聞いている相手もいるので不向きです。
どうやっても雑音やノイズが発生するなら「マイクミキサー」を使ってみましょう。マイクが拾う音の調節が細かく出来るので、例えばユーチューバーなんかも良く使っています。
私はこういうデバイス幾つか使ってみましたが、あまり良い感触が得られなかったので、ネット上で色々と探していて行き着いたのが「FabFilter Pro-Q 3」です。使い始めたら「もう、これ一択で良いでしょ」って感じになりました。
これはPCにインストールするソフトで、非常に簡単にかつ高性能なイコライザーです。以下に参考になりそうな動画を置いておきます。見た感じ英語だし、かなり難しそうな感じがしますが、基本はインストールして、起動して、右と左をクリックしたまま落とす、持ち上げるとかで設定可能です。
値段は149ユーロとなっているので、現在の価格は17500円くらいです。ちょっと高いかも知れませんが、下手にミキサーを買ってはダメ、買ってはダメを繰り返すよりは良いと思います。