リモートワークや在宅ワークでWeb会議を行う場合、化粧をせずすっぴんノーメイクや、寝ぐせ、部屋着なので顔出ししたくないと言う人も多いと思います。
そういう場合に使えるアバターやアイコンや絵で参加する方法と、バーチャル背景を合成、ぼかしやクロマキーに変更する方法を紹介します。
Web会議にアバターやアイコンや絵で参加する方法
お使いのWeb会議システムにアバターが用意されていない場合はFaceRig(フェイスリグ)を利用しましょう。設定を全て行えば簡単にZOOM、Teams、Skype、Google meetなどで利用が可能です。

ユーチューバーなんかが、バーチャルキャラを使って配信しているのを見かけた事がある人も多いと思います。その際に利用されているド定番がフェイスリグです。少々お金は掛かりますが、これが1番良いと思います。
手順通りにやれば誰でも簡単に実装可能なので、順を追って確実に進めましょう。
1.Steam(スチーム)をインストール
フェイスリグを利用する為には、先ずはスチームをインストールする必要があります。スチームは、PCゲーム、PCソフトウェアなどを販売するなどのプラットフォームで、フェイスリグもスチーム上で動くプログラムなので、これは必要です。
以下のリンクから公式ページに行き、Steamをインストールからダウンロードしインストールして下さい。
2.スチームでフェイスリグを購入

インストールが終わったら起動し、ホームの検索窓で「FaceRig」と検索しましょう。

検索結果が出てきますが、たぶん最上位にフェイスリグが出て来ると思います。名称が「FaceRig」のみの物です。他はフェイスリグで使えるアバターなどを売っているだけで、これらを買わなくても初期からアバターは幾つもあるので問題ありません。
フェイスリグ自体は現在は1480円となっていますが、この金額だけがトータルで掛かる費用となります。Live2D(398円)などのアバターを使いたいと言う人は、それに合わせて購入が必要となります。無料と書いてあるのは、アバターを無料配布していると言う事です。

検索結果の「FaceRig」をクリックしたら、フェイスリグ単体の画面になると思います。その画面を下に行くと上記画像の様にカートに入れるが出てきます。
私は既に購入しているので「フレンドにギフト用のソフトウェアを購入しよう」と言う表示になっていますが、未購入の人は通常の購入の様な形になっていると思います。
ここでカートに入れて決済を済まし購入して下さい。
3.フェイスリグの設定

購入したら「ライブラリ」にフェイスリグが出て来るので、これをクリックし「起動」をクリックします。上記の画像になったら「OPTIONS」を選択しましょう。
ここで画質の設定などを色々と調整できます。私のパソコンは「プロセッサ:Corei5-9400、RAM:8GB」で、これで問題ない調整は以下に参考に画像で載せておきます。




こんな感じの設定にしています。パソコンのスペックや、回線速度が遅いから、この設定ではキツイと言う場合は、API、Resolution、Quality部分を弄ってみたり、Performance部分を調整してみると良いでしょう。画質を落とすと、それだけデータ処理は楽になるので、軽くなります。
設定が終わったら左メニューの「LAUNCH」をクリックしましょう。
アバターの設定

「LAUNCH」をクリックしたら、既にウェブカメラを起動している場合は、こんな感じで実際にアバターが自分の表情に合わせて動くのが確認できると思います。
ウェブカメラを起動していなかった場合は、一旦フェイスリグを終了し、起動させてからフェイスリグを後から起動させましょう。そうしないとカメラが認識されないです。
上記メニューの左から3番目をカチカチとクリックしていけば、自分の顔が出ずアバターだけに出来ると思います。
アバター変更や調整したい場合は、上記メニューでは簡易的にしか行えないので、詳細を調整したい場合は、上記メニューの1番右のアドバンスUIIに変更するをクリックし、右メニューを使いましょう。

こんな感じで、アバターを別のアイコンや絵に変える事はもちろん、アバターによっては目や毛色、装飾の色などを変化可能となっています。また、プロップではアイテムの追加、行動では表情の動きの細かい設定が可能です。

私はLive2D(398円)も購入していますが、こんな感じで2Dの可愛い絵のキャラクターを使用できる様になります。

無料で配布されている物を見ると、こんな感じで某大統領になれちゃうアバターなんかもあります。こんな感じで気軽にアバターはチェンジ可能です。
一般オプション設定

更に右メニューの下から2番目の一般オプション設定を開きましょう。
ここでは一般タブで「ロゴを隠す」「放送中のウェブカムフィードを非表示にする」「ヒントを隠す」を行っておけば良いと思います。
後、この設定で、グラフィックス、サウンド、パフォーマンスを調整できるので、初期設定の設定で上手く行かなかった人は、ここで調整してみましょう。
バーチャル背景からクロマキーに変更

基本設定ではバーチャル背景になっているので、これで部屋が映らず問題ないと言う人は、このままで良いですが、Web会議で設定された背景などが表示される様に、背景をクロマキー合成したいと言う人は、右メニュー上から2番目の環境設定で、背景を緑色の物にしましょう。
更に上部メニュー左から4つ目「ブロードキャストに切り替え」をONにする事で、Web会議システムやSkyapeなどで認識される様になります。
これでWeb会議システムのカメラ選択で「FaceRig」を選択すれば、フェイスリグに映っているアバターが映し出される様になります。ZOOMならビデオの停止横の矢印をクリックすると「FaceRig Virtual Camera」が選べます。
注意点として、フェイスリグの画面をウィンドウの右上の最初化で閉まってしまうと、表情の動きが反映されなくなるので、常にデスクトップ上に表示しておきましょう。表示しておけば、前面にあろうが、他のウィンドウの後面にあろうが関係ありません。
それから右メニューを非表示にするのは、上部メニューの一番右の「ベイシックUIIに変更」をクリック、更に上部メニューも同時に非表示にするには上部メニュの1番左の「インターフェイスを隠す」から可能です。
再度、メニューを表示させたい場合は、メニューがあった場所にカーソルを持って行くと表示されます。
Web会議で背景をぼかす方法
基本的にはフェイスリグを使えば背景の問題も全て解決すると思います。顔出ししなくてはいけない会議だけど、背景だけを変えたい場合もあるでしょうから、そういう場合は既存の機能を使いましょう。
ZOOMでは、この様に背景を壁紙や映像に変えてぼかす機能が備わっています。ここで言及されていますが、クロマキー合成をする為に、背景色は緑一色が良いです。
Teamsでも背景ぼかし機能が備わっています。会議を開始する前なら「背景の効果」→「ぼかし」から可能です。会議中に背景を変更するなら「その他の操作」→「背景効果を表示する」→「ぼかす」から可能です。
Skypeでも前もって全てのビデオ通話で背景をぼかすなら「設定」→「オーディオ & ビデオ」→「背景効果の選択」から可能。通話中なら「ビデオ」→「その他」→「背景効果の選択」から可能。
CamTwitstなども良いですが、アバターを使わないのなら、サービスに備わっている機能を使った方が手っ取り早く簡単なので良いと思います。
こんな感じで「グリーンバック」で検索すると色々と出て来るので、これを後ろに張り付けておけば大丈夫です。
でも、もっと簡単に手早く終わらせたいと言うなら、後ろにドンとパーティションを置くのも良いでしょう。
「パーティション」で検索しすると色々と出てきます。難しい設定は無理!って人なら、これを置けば、取り合えず生活感が無い様に出来るので、おすすめです。
Web会議で化粧した顔にしてくれるアプリやフィルター
在宅ワークなのに、わざわざメイクをするなんて面倒だと思う女性は多いと思います。そういう人は、化粧した顔にしてくれるアプリやフィルターを利用しましょう。
ノーメイクの状態にバーチャルメイクを施してくれるので、すっぴんでも会議に参加可能です。
資生堂が提供している「TeleBeauty」は、2016年に働き方改革に関連し、日本マイクロソフトより技術支援を受け、「Skype for Business(現在のSkype meet now)」に対応する試用モデルを開発されました。
「顔の明るさと色の補正」「毛穴やしわ、くま等を自然にぼかす肌のテクスチャの補正」「目元・口元のメークの濃淡を調整」これらの事が可能となっています。
スナップチャットが提供している「スナップカメラ」も、メイクをした様なフィルターを利用可能です。