USB Type-cポートの増設などに使うUSBハブとは何に使う物なのか?選び方やおすすめ、セルフパワーとバスパワーの違い、使い方や増設方法などを紹介。
目次
USBハブとは何に使う物なのか?
USBハブとは、USBポート(USBの差し込み口)が複数ある物を指します。USBポートを複数付けたいけど、差し込み口が足りない時に使用します。
〇〇のハブと言う感じで、例えばスイッチングハブはLANポートを複数持つ機器の事を指します。
単一の機能ではなく、複数の種類のポートに対応したい場合は、多機能ハブであるドッキングステーションを用意しましょう。
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商品によって機能は違いますが、USB Type-Aポート、USB Type-Cポート、LANポート、SDメモリカード、メモリスティック、microSDカード、xDピクチャカード、Thunderboltポート等が付いています。
USBハブのセルフパワーとバスパワーの違いとは?

セルフパワーとは、電源アダプター等を用いてコンセントから電力を供給するので、メリットは電力消費が大きい機器や、多くの機器を付けても動作が安定しやすい。デメリットは、バスパワーと比べて、持ち運びが面倒なのと、価格がやや高くなる。
バスパワーとは、PCなど接続した機器から電力を供給するので、メリットはバスパワーと比べて持ち運びに便利なのと、価格がやや安くなる。デメリットは電力不足に陥りやすい事。
4つのポートを持つバスパワーのUSBハブの場合、各差し込み口の電流や電力は4分の1に、そこから更にハブを増設すると16分の1になります。厳密にはハブを動作させる為の電力も必要なので、それ以下になるので、大きな機器や複数の機器を付けると動かないという事もあります。
セルフパワーにおすすめ | 外付けDVDドライブ、外付けHDD(電源アダプター未接続)、プリンター(電源アダプター未接続)、ウェブカメラ、スマホ、USB扇風機、USB空気清浄機など。 |
バスパワーにおすすめ | キーボード、マウス、サウンドアダプター、USBメモリー、カードリーダー、LANアダプター、外付けHDD(電源アダプター接続)、プリンター(電源アダプター接続)など。 |
また、他の機器へ充電を行うにはUSB Type-CのPD(Power Delivery)対応のハブにする必要があります。
USBハブの選び方やおすすめ
どういう機器をどれくらいの数、接続したいかで先ずは考えるべき。それに加えて、自宅で据え置きにし様々な機器を接続したいならセルフパワー、持ち運びたいならセルフパワーがおすすめ。
また、外付けHDDなど電子機器の寿命を考えると、通電時間は密接な関係があるので、使わない時には電源を落としておきたい。その為、自宅で固定して接続した状態にするなら、スイッチ付きで個々の電源管理ができる物がおすすめ。
更に速度の問題が出ない様に、パソコン、ハブ、接続機器などは全てUSB3.2に対応しているとベスト。どこかの規格が古いと、その規格に合わせた速度になります。
単一の種類のポートを増やしたいだけじゃなく、様々な種類のポートを増設したいなら「ドッキングステーションとは?使い方やおすすめを紹介」を参考にして下さい。
セルフパワーでおすすめのUSBハブ
セルフパワーならポート数が多い方が良いし、その中では安定して動いて、値段も安いのでおすすめ。スイッチ付きなので、コードを抜き差しせずに、簡単に個々の電源を入れたり切ったり可能です。
機能と価格は問題無しでおすすめだが、唯一の難点はLEDの光がまぶしい事。寝室などで使う場合は避けた方が良い。そういう人でどうしてもこれが良い場合は、黒のビニールテープなどでLED部分を覆うと言うのも1つの手段です。
この商品はバスパワーとしても利用可能です。
バスパワーでおすすめのUSBハブ
持ち運びに便利な軽量スリムタイプのUSBハブ。ノートPCのポートだけでは足りないから、後2~3個ポートが欲しいと言う時には、こういう物が良い。
持ち運びする場合は、据え置きしているよりも壊れやすいのは仕方がない事。ですので、それを前提に考えて、この程度の値段なら、買い替えも気が楽なのも良い点です。
USBハブを机の下などに固定したい場合は、こういうクランプ固定ができる物が便利です。机はスッキリ広々していた方が作業がしやすいので、デッドスペースになっている机の下を活用しましょう。
USBハブの使い方やポート増設方法

USBハブの取り外し方
PCのポートにハブのコードを差し、接続したい機器のコードをハブのポートに差す、外したい時はコードを抜くで良いです。
一昔前は、外付けの機器を取り外す場合は、タスクバーにあるアイコンにマウスを動かし「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」から、1つ1つ接続を切らないといけませんでした。
しかし、Windows10Version1809以降は、マイクロソフトがオフィシャルに、その作業は不要としました。データなどをやり取りしている状態でない限りは、いきなり抜き差ししても問題ありません。
もちろん、充電だけの為に接続している機器なども、任意のタイミングで抜き差しOKです。また、パソコンを使う度に抜き差ししなくて、つけっぱなしでも問題ないです。
USBハブが認識されない原因と対処法
1.動作しないポートに他の機器を接続する
認識されない機器がある場合、その際に使っているポートに、マウスを接続しましょう。マウスが問題なく動くなら、ハブには問題ない可能性が高い。
2.USBハブか他の機器の問題かを確認する
USBハブを使わずに、パソコンと接続したい機器を1対1で接続し、パソコンに認識されるかどうかを確認する。
認識されるならUSBハブ側や使い方に問題がある可能性が高い。認識されないなら、接続したい機器か、パソコン自体に問題がある可能性が高い。
これと同時に各デバイスを繋ぐケーブルに問題ないかも、各パターンを試して検査しておきましょう。
3.電力不足になっていないか確認する
前述した通り、バスパワーの場合に電力消費が大きい機器や、多数の機器を繋げると電力不足になり動作しない場合があります。パソコンや接続したい機器に問題が無く、ハブ自体も壊れていないのに、動かなくなると言う場合は先ず疑いたい原因です。

デバイスマネージャーのUSBルートハブのプロパティから、電力を確認できます。
4.USBのドライバを更新する

USBのドライバが壊れていたり、最新ではない場合に動作しない事があります。デバイスを削除し再起動、これで直らない場合は、パソコンのメーカーのHPなどで最新のドライバに更新しましょう。
デバイスマネージャーで!や?が付いているデバイスが無いかを確認し、最新、正常な状態にしましょう。
5.外付け機器を外しパソコンを再起動する
何かトラブルが起きた時は再起動すると改善する事も多いです。パソコンの電源を切ったら、外付け機器を全て外した上で再起動しましょう。立ち上がったら、ハブを付け、更に周辺機器を接続してみましょう。