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ポートの増設に使うUSBハブとは?使い方やおすすめ

USBハブ

USB Type-cポートの増設などに使うUSBハブとは何に使う物なのか?選び方やおすすめ、セルフパワーとバスパワーの違い、使い方や増設方法などを紹介。

USBハブとは何に使う物なのか?

USBハブとは、USBポート(USBの差し込み口)が複数ある物を指します。USBポートを複数付けたいけど、差し込み口が足りない時に使用します。

〇〇のハブと言う感じで、例えばスイッチングハブはLANポートを複数持つ機器の事を指します。

単一の機能ではなく、複数の種類のポートに対応したい場合は、多機能ハブであるドッキングステーションを用意しましょう。

ドッキングステーション ドッキングステーション03

商品によって機能は違いますが、USB Type-Aポート、USB Type-Cポート、LANポート、SDメモリカード、メモリスティック、microSDカード、xDピクチャカード、Thunderboltポート等が付いています。

 

USBハブのセルフパワーとバスパワーの違いとは?

パソコンの充電

セルフパワーとは、電源アダプター等を用いてコンセントから電力を供給するので、メリットは電力消費が大きい機器や、多くの機器を付けても動作が安定しやすい。デメリットは、バスパワーと比べて、持ち運びが面倒なのと、価格がやや高くなる。

バスパワーとは、PCなど接続した機器から電力を供給するので、メリットはバスパワーと比べて持ち運びに便利なのと、価格がやや安くなる。デメリットは電力不足に陥りやすい事。

4つのポートを持つバスパワーのUSBハブの場合、各差し込み口の電流や電力は4分の1に、そこから更にハブを増設すると16分の1になります。厳密にはハブを動作させる為の電力も必要なので、それ以下になるので、大きな機器や複数の機器を付けると動かないという事もあります。

セルフパワーにおすすめ 外付けDVDドライブ、外付けHDD(電源アダプター未接続)、プリンター(電源アダプター未接続)、ウェブカメラ、スマホ、USB扇風機、USB空気清浄機など。
バスパワーにおすすめ キーボード、マウス、サウンドアダプター、USBメモリー、カードリーダー、LANアダプター、外付けHDD(電源アダプター接続)、プリンター(電源アダプター接続)など。

また、他の機器へ充電を行うにはUSB Type-CのPD(Power Delivery)対応のハブにする必要があります。

 

USBハブの選び方やおすすめ

どういう機器をどれくらいの数、接続したいかで先ずは考えるべき。それに加えて、自宅で据え置きにし様々な機器を接続したいならセルフパワー、持ち運びたいならセルフパワーがおすすめ。

また、外付けHDDなど電子機器の寿命を考えると、通電時間は密接な関係があるので、使わない時には電源を落としておきたい。その為、自宅で固定して接続した状態にするなら、スイッチ付きで個々の電源管理ができる物がおすすめ。

更に速度の問題が出ない様に、パソコン、ハブ、接続機器などは全てUSB3.2に対応しているとベスト。どこかの規格が古いと、その規格に合わせた速度になります。

単一の種類のポートを増やしたいだけじゃなく、様々な種類のポートを増設したいなら「ドッキングステーションとは?使い方やおすすめを紹介」を参考にして下さい。

セルフパワーでおすすめのUSBハブ

セルフパワーならポート数が多い方が良いし、その中では安定して動いて、値段も安いのでおすすめ。スイッチ付きなので、コードを抜き差しせずに、簡単に個々の電源を入れたり切ったり可能です。

機能と価格は問題無しでおすすめだが、唯一の難点はLEDの光がまぶしい事。寝室などで使う場合は避けた方が良い。そういう人でどうしてもこれが良い場合は、黒のビニールテープなどでLED部分を覆うと言うのも1つの手段です。

この商品はバスパワーとしても利用可能です。

 

バスパワーでおすすめのUSBハブ

持ち運びに便利な軽量スリムタイプのUSBハブ。ノートPCのポートだけでは足りないから、後2~3個ポートが欲しいと言う時には、こういう物が良い。

持ち運びする場合は、据え置きしているよりも壊れやすいのは仕方がない事。ですので、それを前提に考えて、この程度の値段なら、買い替えも気が楽なのも良い点です。

 

USBハブを机の下などに固定したい場合は、こういうクランプ固定ができる物が便利です。机はスッキリ広々していた方が作業がしやすいので、デッドスペースになっている机の下を活用しましょう。

 

USBハブの使い方やポート増設方法

USBハブ

USBハブの取り外し方

PCのポートにハブのコードを差し、接続したい機器のコードをハブのポートに差す、外したい時はコードを抜くで良いです。

一昔前は、外付けの機器を取り外す場合は、タスクバーにあるアイコンにマウスを動かし「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」から、1つ1つ接続を切らないといけませんでした。

しかし、Windows10Version1809以降は、マイクロソフトがオフィシャルに、その作業は不要としました。データなどをやり取りしている状態でない限りは、いきなり抜き差ししても問題ありません。

もちろん、充電だけの為に接続している機器なども、任意のタイミングで抜き差しOKです。また、パソコンを使う度に抜き差ししなくて、つけっぱなしでも問題ないです。

 

USBハブが認識されない原因と対処法

1.動作しないポートに他の機器を接続する

認識されない機器がある場合、その際に使っているポートに、マウスを接続しましょう。マウスが問題なく動くなら、ハブには問題ない可能性が高い。

 

2.USBハブか他の機器の問題かを確認する

USBハブを使わずに、パソコンと接続したい機器を1対1で接続し、パソコンに認識されるかどうかを確認する。

認識されるならUSBハブ側や使い方に問題がある可能性が高い。認識されないなら、接続したい機器か、パソコン自体に問題がある可能性が高い。

これと同時に各デバイスを繋ぐケーブルに問題ないかも、各パターンを試して検査しておきましょう。

 

3.電力不足になっていないか確認する

前述した通り、バスパワーの場合に電力消費が大きい機器や、多数の機器を繋げると電力不足になり動作しない場合があります。パソコンや接続したい機器に問題が無く、ハブ自体も壊れていないのに、動かなくなると言う場合は先ず疑いたい原因です。

デバイスマネージャーでUSBの電力を確認

デバイスマネージャーのUSBルートハブのプロパティから、電力を確認できます。

 

4.USBのドライバを更新する

ドライバの更新

USBのドライバが壊れていたり、最新ではない場合に動作しない事があります。デバイスを削除し再起動、これで直らない場合は、パソコンのメーカーのHPなどで最新のドライバに更新しましょう。

デバイスマネージャーで!や?が付いているデバイスが無いかを確認し、最新、正常な状態にしましょう。

 

5.外付け機器を外しパソコンを再起動する

何かトラブルが起きた時は再起動すると改善する事も多いです。パソコンの電源を切ったら、外付け機器を全て外した上で再起動しましょう。立ち上がったら、ハブを付け、更に周辺機器を接続してみましょう。

 

ABOUT ME
じん
20代後半からウェブ関係のお仕事で独立し、現在は15年近く、フリーで仕事をしています。もう雇われには戻れない、縛られず生きる事が大好き人間です。