インターネット通信やWi-Fiが重い!遅い!途切れる!頻繁に切れる!不安定!そんな人は参考にして欲しい、私がやった「速く軽くする21個の方法」を紹介します。
色々な方法を試したけど直らないと言う人は、以下に挙げる方法を1つ1つやってみると、速度が改善すると思います。
インターネット速度を速くする方法を試す前に
障害情報をチェック

自分に問題がある訳ではなく、回線業者やプロバイダーに問題がある場合は、ネットが途切れたり、遅くなったりする事があります。
そういう時は、それらの業者のHPのお知らせや障害情報に、どういう状況か掲載されている場合があります。
閲覧サイトのサーバーが重い

自分のデバイスやネットワークの問題ではなく、閲覧しようとしているサイトに問題が起きている場合もあります。
それを確かめるなら、別のサイトを幾つか閲覧して見ると良いでしょう。他のサイトは正常に表示されるなら、遅く表示されるサイト特有の問題だと分かります。
ウイルス感染をチェック

セキュリティソフトを使用していなかったり、きちんとした物を利用していない場合は、ウイルス感染している場合もあります。そうなるとウイルスに回線の大半を利用されてしまい非常に遅くなります。
セキュリティソフトは必ずリアルタイムでチェックする様な設定にし、最低でも月に1度はフルスキャンする様にしましょう。
インターネット通信やWi-Fiを速く軽くする方法
ネットワーク編
1.戸建て契約にする

回線速度が遅いとか、遅くなる事が頻繁にあると言う人の多くは、マンションなどの集合住宅に多いです。昼は速いけど、夕方から夜に掛けてが遅いと言うなら、それが原因の可能性が高い。
原因は、マンション単位で契約した回線を、マンション内の契約者で共有し分け合っているから。ですので、自分だけの回線に切り替えると、他の住宅と共有しなくなるので、回線速度はかなり速くなる事が多いです。
光回線などを契約する際、集合住宅の人の殆どは料金が安いマンションタイプの契約をしていると思いますが、集合住宅にお住まいでも実は戸建てタイプの契約も可能です。
料金は高くなりますが、それでも速度重視と言う人は、こちらに切り替えると良いでしょう。
2.Wi-Fiモバイルルーターから固定に変える

料金の安さや工事不要で簡単だったからWi-Fiモバイルルーターにした人は多いと思いますが、モバイルルーターの最大速度は固定の光回線からは劣るので、どう頑張っても重たいファイルなどを落とすのには向いていません。
今後も同じ場所でネット通信を行うなら、一層の事、固定の光回線に変えましょう。Wi-Fiルーターサービスの月額料金は2500円~4000円程度なので、それに2000円前後多くなれば快適になるなら、大した投資でも無いと思います。
3.光回線の業者を変える

固定の光回線は高速インターネット通信が可能ですが、殆どは下り速度の最大は1Gbpsとなっています。ただ「NURO光」だけは2Gbpsと倍になっているので、光回線でも満足できないと言う場合は、こちらに乗り換えるのも手段の1つです。
4.IPv4(PPPoE)からIPv6(IPoE)に対応に変える

IPとはインターネットプロトコルの略で、そのバージョン4か6かという事です。IPv4(PPPoE)は網終端装置が混雑しネット速度が遅くなるのに比べ、IPv6(IPoE)は網終端装置を利用せずネットに繋げるので、混雑を回避できます。
大手の光回線業者なら現在ならどこでも対応しているので、現在お使いの業者でも使用可能な可能性は高いです。
新規で申し込む場合は念のために申し込みたい光回線業者のHPでIPv6対応なのかは確認しましょう。以下の記事ではIpv6対応の回線業者を比較掲載しているので参考にして下さい。
5.5GHzと2.4GHzの設定を見直す

Wi-Fiが遅いと言う時はルーターの設定で5GHzと2.4GHzのどちらに接続するのかを見直しましょう。
2.4GHzは対応している機器は多く、使っている人も多いので混雑し不安定になったり遅くなりやすいが、遠くまで届きます。
5GHzは基本的にルーターで利用されており混雑しにくく高速通信が可能。しかし遠くになると届かなくなるので、近い場所や中継器が必要になる場合もあります。
デバイス編
6.デバイスの故障や熱の状態をチェック

パソコンやルーターなどの機器が故障しているとか、故障しかけてかなり熱を持っている場合は速度が遅くなります。故障に関しては自身でどうにか出来る人は少ないと思うので、簡単にできる部分として、熱がこもらない様な場所で使う様にしましょう。
また、ノートパソコンは熱排気がしにくいので、持ち運ぶ必要がないならデスクトップにするのも1つの手段です。
7.デバイスの電源を切って入れなおす

PCやルーター、モデムなど全ての電源を切って、ケーブルも全て抜いて、コンセントを抜き、5分程度放置しましょう。それからコンセントを入れ、全ての機器が立ち上がったらモデム、ルーター、PCの順に線を繋いでいきましょう。
ずっと電源を入れたまま使用していると熱を持ったり、メモリ使用量が増え過ぎてしまう事があります。メモリの場合は開放すれば良くなりますが、長時間電源を入れている場合は、電源を切った方が様々な問題が解決できる事が多いです。
熱を持ち過ぎた場合も、電源を切って冷ます事で快調になる事があります。
8.ルーターの設定をIPv6(IPoE)に変える

対応のプロバイダーに加入してい利用できる場合に限りますが、回線がIPv6(IPoE)に対応しているなら、ルーターもそれに対応した物に変えましょう。
回線を対応させてもルーターを対応させないと意味ないです。
私はルーターを買い替える際にIPv6対応のルーターに変えましたが、これは結構効果を感じやすいです。回線の上限を超えた爆速になる訳じゃないけど、なんかこの時間は繋がりにくくて重いなって感じる事がかなり減りました。
既に持っている物が対応している場合は、そのルーターの設定画面に行き、IPv6(IPoE)接続へ変更すれば良いです。
9.ルーターを高性能な物に変える

古いルーターだと、スペックは低いのが多いし、最新のでもスペックが低いと速度には影響が出てきます。LANケーブルを繋いだ有線であってもWi-Fiであっても、ルーターは性能が良い物を選んでおきましょう。
ルーターなんて買ったら数年は少なくとも使い続けるので、それを考えればケチって何年もイライラするより、ちょっと良いのを買った方が良いです。
今から買うなら、1つ前で説明したIPv6(IPoE)対応の物にしておきましょう。Wi-Fi使っている場合は、何畳とかでピッタリ合わせるより、それ以上の物を買った方が無難です。
PC、スマホ、テレビ、ゲームなど、様々な物をネットに繋いでいる上、家族が多く同時に幾つも使っている場合は、Wi-Fiルーターの接続上限になっている可能性もあります。この場合も、高性能な物な程、同時接続可能数が多くなるので、自分の家に見合った物を選ぶ様にしましょう。
10.LANケーブルで有線接続する

ケーブルだらけになると、家がごちゃごちゃした感じになるし、スッキリとするから全ての接続はWi-Fiにしていると言う人はいると思います。
ただ、有線より無線は回線が安定しないし、速度も遅くなる傾向があるので、速度の問題で困っているなら有線にするのも1つの手です。
スマホはWi-Fi接続するが、移動しないPCは有線にしてみると、PCの動作が安定する事があります。
11.高速通信対応のLANケーブルにする

同じ様に見えるLANケーブルには規格が様々あります。それが分かるのが「CAT5」「CAT6」「CAT7」などの数字の部分です。
この数字が大きくなればなる程、新しい規格で大きな容量を短時間で送受信可能なので、高速通信に向いています。
現段階での最新は「CAT8」ですが、これに対応するには40Gbpsの通信速度に対応したデバイスでないと意味が無いです。
なので、「CAT7」で良いと思います。これなら多くの家庭用機器も対応しています。古いLANケーブルを使っている人が、CAT7に変えると、これだけで一気に速くなります。
12.外部装置の接続を切る

外付けHDDなどを使っている人は、接続しっぱなしの人も多いのではないでしょうか?他にもWEBカメラ、マイク、ヘッドフォンなども同様です。
それらの外付け機器もPCに負荷をかける要素です。
ですので、外付け機器の接続を切るだけでも速度は速くなります。リアルタイムで使わない物は都度、接続を切る様にし、利用する時だけ接続しましょう。
13.パソコンやスマホを新しい物にする

最新OSではない場合は、最新のOSにしましょう。面倒でいつまでも古い物を使っていると、いつの間にか最新のサービスなどが利用しにくいスペックになってしまいます。
例えば、Windows利用者では、多くの人は既に「Windows10」になっていると思います。「Windows7」と比べると起動時間は4倍、ブラウザの速度やソフトの立ち上げは2倍も違います。
最新のOSに対応できないくらいの古い機種だと、スペック自体も低い可能性が高いので、買い替え時だと思います。
HDDはSSD、メモリは8GB以上、CPUはcorei5以上あれば現代のサービスでは不自由する事は無いと思います。
ブラウザのタブをめちゃくちゃ同時に開いたまま作業するとか、動画編集ソフトやデザインソフトなど、重たいソフトを同時に使うなどの場合は、それ以上を考えた方が良いと思います。
私は不要なソフトなどは無く、最低限のソフトに必要なソフトを入れていくタイプなので、DELLやHPなどでパソコンは買います。どちらかと言うと最近はHPの方が多いです。
上記で挙げたスペックだとモニター付きで7万前後かなと思います。
ソフトやアプリ編
14.ブラウザを最適化する

全世界のブラウザ利用調査を見ても、今は「Google chrome」一強なんで、多くの人は使っていると思いますが、それ以外なら、chromeにしてみると良いと思います。
サクサク動くし、拡張性も高いし、様々な作業をしやすいので、私もこれ一択なんですが、デメリットとしてメモリをめちゃ食って、極端に速度が遅くなる時もあります。
最新版にアップデートするのは当たり前ですが、閲覧履歴データの削除、タブのメモリ開放、その他の様々な設定が色々なサイトで書いてあるので、参考にして下さい。ただ、どのサイトでも同じような事が書かれていますが、これで劇的に改善する事はあまりありません。
chromeだとパソコンが直ぐに重くなる場合、1番良いのはメモリ増設か、高性能のパソコンに買い替える事です。
15.セキュリティーソフトを変える

PCやスマホを使っているなら、セキュリティーソフトをインストールは当たり前だと思います。大抵は回線業者やプロバイダー提供の物や、その延長線上で同じ物を使っている人が多いと思いますが、セキュリティーソフトは速度が速くなるか遅くなるかに非常に重要な所です。
私も元々はネット契約した時から、フレッツ光が提供してくれるウイルスバスターを使っていましたが、途中で有料になったし非常に重い印象だったので変えました。
比較検討した上で選んだのが「ESET」です。
色々な比較サイトや検証サイトを見て、これが検知能力が高い上に、動作が軽く速いと言う事だったので、実際に購入して使ってみると、「ああ、こんなに違うのなら早く変えておけば良かった」と、それまでの自分の何も考えなさに後悔したのを覚えています。
スマホ用のセキュリティーだけ、PC用のセキュリティーだけ、どちらにも対応で複数のデバイスで使用OKなど、様々なラインナップがあるので、自分に合った物を選びましょう。
16.不要なソフトやアプリを削除する

使わないソフトやアプリは削除しましょう。そういうソフトが容量をひっ迫させる原因になるし、実はバックで勝手に動いて動作を遅くさせている物などもあったりします。
DELLやHP等のパソコンは最低限のソフトしかインストールされておらず必要なソフトは買い足して行きますが、日本のメーカーだと使わないソフトやアプリが大量に入っている事も少なくないです。
削除すると困る物もあるので、1つ1つ削除して良い物かは確認しながらにしましょう。
17.ファイル共有ソフトを利用しない

多人数で情報を共有するのに便利なソフトですが、送受信にかなりのデータ容量を必要とするので、回線は重くなってしまいます。ネットカフェなんかでも使用を禁止なんてなっているのは、その為です。
またウイルス感染の可能性も高くなるので、便利ですが利用は止めてアンインストールしましょう。
18.速度アップソフト、速度改善ソフトを利用しない

パソコンやスマホが遅くてイライラし、何か良い物がないかなと探していたら、見つけた無料の速度アップや速度改善ソフトをインストールしている人もいると思います。
しかし大半のソフトは速度は速くなるどころか遅くなるし、パチモンです。良い物でも、環境に合う、合わないの差が大きいので、基本的に使用はしない方が良いと思います。
19.スタートから起動するソフトを止める

タスクバーを見ると、起動してスタート時に一緒に立ち上がり常駐するソフトなどが表示されていると思います。これらはスタートと同時にずっとバックグラウンドで動いているので、不要な物があればスタートで起動しない様にしましょう。
windowsはタスクマネージャーのスタートから操作可能です。Macはシステム環境設定からユーザとグループの中のログイン項目より可能。
20.ルーターのファームウェアをアップデートする

ルーターも時々ファームウェアをアップデートする必要がある事があります。設定を見直して、自動でアップデートになっていない場合は手動で行いましょう。
また、自動でアップデートする時は、どういうタイミングで行うかを決めれる場合は決めておきましょう。その時間帯はアップデート中になり遅くなったり繋がらない場合もあります。
21.アップデート予約する

OSのアップデートは勿論、ソフトウェアの自動アップデートなどは、タイミングが設定できる物は全て自分がパソコンやスマホを利用しない時間帯にしましょう。
これをアクティブな時間に設定していたりすると、作業をしている間にアップデートの為のプログラムダウンロードなどが始まるので、速度は遅くなります。
最新の状態にしていないと不具合が出ている状態や、セキュリティに不安を抱えたままとなり、結果的にPCの動作が遅くなる原因になる事も少なくありません。
その他
マンションなど集合住宅

一戸建てなど個別住宅なら、1つの回線を1つの場所の人が使いますが、マンションなどの集合住宅だと1つの回線を契約している住民で共有して使うので、使う人が多いと速度は遅くなります。
朝や昼などは速いのに、夕方~夜に掛けては遅くなると言う場合には、これが影響している可能性が高いです。
更に古いマンションなどだと、光回線であっても、光なのは配電盤室までで、そこから各部屋には一般電話回線で接続されている場合が殆どなので、遅くなります。
ここまでの方法を試しても無理だった場合、引っ越せと言うのは難しいでしょうから、利用方法を工夫しましょうう。
大容量のファイルを落とすなら0時回ってからダウンロードし始め、寝て起きたら終わっている様にするとか、朝出掛ける時にダウンロードして帰って来たら完了している感じに。電源を入れっぱなしは気になるかもしれませんが、私も夜中にメチャ込んでいる感じの時はこれにしています。