キーボードの汚れが気になるから掃除したいけど、どうやったら良いのか分からないと言う人に、様々な汚れの落とし方、水洗いなど掃除方法、キーボードの掃除専用アイテムなどを紹介。
それと共に除菌、消毒方法と感染対策、掃除業者に頼んだ場合の金額なども紹介します。
目次
キーボードは汚れがいっぱい!

キーボードっていつも触っているから、特に汚れは気にしていないと言う人もいるかもしれませんが、埃、髪の毛、手垢、皮脂、ファンデーションなどは必ず付いてしまいます。
デスクにドリンクを置いていれば、コーヒーやジュースなど液体をこぼしてしまう事もあるし、食事やお菓子を食べればチリや油も溜まります。
黒いキーボードは指紋が目立つ事もあるし、白いキーボードは黄ばみが気になると思います。
汚い手で繰り返し触るスマホってトイレよりも汚いと言われる事もありますが、キーボードもそれと同等だと思った方が良いです。
キーボード掃除業者には頼まない方が良い

大抵のキーボード掃除業者の金額は3000円~4000円程度なので、よほど高価な物を使っていたりしない限りは、新しく買った方が良いです。
掃除をして綺麗になっても、消耗する部分を新品に取り換える訳ではないので、いずれ寿命はきます。私は仕事もプライベートもガンガン使っているので、1年~1年半くらいで買い替えています。
新品でも拘りがなければ2000円~3000円くらいで買えるので、掃除業者に頼む必要は無いです。ノートパソコンは扱いが難しいから…と言う人だけはアリかなと思います。
デスクトップを使っているならキーボードだけ買えば良いです。
キーボードの掃除手順

- キーボードのコードを外し電源を切る
- キーボードからキーを外す
- キーを水洗いor洗剤などで洗う
- 基盤は水洗いOKなら水洗い、NGなら拭き掃除
- キーを元に戻す
基本的にはこんな感じの流れなので、難しい事は1つもありません。
キーボードの掃除の準備、分解や取り外し方法
キーボードの電源を止める

基本的にはキーボードはパソコンと接続を切って電源を止めましょう。その方が安全に作業が行えるし作業はし易いです。
「起動中のままキーボードの掃除をしたい場合の入力無効化」を知りたいと言う人もいますが、パソコンメーカーはどこも推奨していないし、多分、他のトラブルを引き起こすので、掃除したい時はPCの電源を落とすか、キーボードをUSBから外しましょう。
たまに「接続したままザーッと拭き掃除したらテンキーが反応しなくなったんだけど…」と言ってくる人がいますが、これはテンキーの上にある「NumLock」を押してロックが掛かっているからです。そこをもう1度押せば直ります。
キーボードの溝だけ掃除ではダメ

普段から細かく拭き掃除などをしているなら、大したゴミは溜まっていないかも知れませんが、キーボードの上と溝の見える部分だけでは、たぶんゴミや汚れは5分の1程度しか取れていません。
多いのはキーボードの底の部分なので、キーを取り外してきちんと掃除した方が良いです。上記の画像は私がクローゼットに何年か放置していた古い物ですが、引っ張り出してみると埃被っていました。
キーを幾つか外したので分かると思いますが、表面と溝しか掃除しない人は、この底に溜まった汚れをスルーしている事になります。
キーボードのキーの取り外し方、底(中身、内部)を掃除

ボタンが大きく飛び出たタイプはキーを取り外しやすいですが、上記の様なタイプは難しいです。そこで小さ目のマイナスドライバーを使いましょう。
溝の部分に押し込みキーの下に入れたら、てこの原理で持ち上げましょう。それでポコッと取れます。私が使っているのが「精密ドライバーセット 25点」です。
これ、めちゃくちゃ便利です。普通の工具セットって場所を取るけど、これはポケットサイズ。ハードディスクを物理的に壊したい時、星形のドライバーが必要だったりしますが、あれも入っているので、私は重宝しています。
かなり小さなマイナスドライバーもあるので、キーボードのキーを取り外すのに大活躍しています。
外したキーは水洗いで一気に綺麗にし拭くか放置して乾燥させた上で、掃除が終わったら元の場所に押し込めば完了です。
パンタグラフ式は外すと元に戻らなくなったり壊れる事が多いので止めた方が良いかも。力技でやってしまうと、ツメが折れたり、ラバードームの接触が悪くなる事もあります。
キーボードを外さないで掃除する方法

キーを外すのが面倒だけど、表面だけではなく底もある程度の汚れは落としたいと言う場合は、水洗いです。ただ、機種によって水洗いOKとNGがああるので注意しましょう。NGのでやると壊れて使用不可になります。
また、ノートパソコンはキーボードだけ洗うのは不可能なのでNGです。こういう事もあって、頻繁に持ち運びしないならデスクトップの方が良いですね。
キーボードの汚れの落とし方
キーボードの汚れを水洗いする
水洗いできるタイプのキーボードにしておくと、そもそも掃除が楽です。キーの下が気になる場合は、キーを外してキーと基盤を一気に水洗いで新品並みに綺麗に出来るし。
「ウォッシャブル キーボード」「水洗い キーボード
」なんかで検索すれば沢山出てきます。
キーボードの汚れを無水エタノールで落とす
キーボードに限らず、OA機器なんかで業者に任せると中は無水エタノールを使っています。ジュースやコーヒーをこぼして中まで浸透したとか、女性でネイル中に除光液を誤ってキーボードにかけたと言う場合は、これで拭くと良いでしょう。
水洗いできないタイプなら、キーを外して無水エタノールで拭き上げるのが、プロモやっている事だし、1番安心な方法だと思います。
キーボードに除光液をかけちゃう女性って結構いるみたいで、私も何度か相談された事があります。可燃しやすい物なので、放置はせずきちんと処理した方が良いです。
キーボードの汚れをウェットティッシュで拭く
面倒くさがりで、キーの下は気にしないから、キートップや表面だけ綺麗にしたいと言う場合は、ウェットティッシュやシートが定番です。上記の様にパソコン専用のウェットティッシュもあります。
電解アルカリイオン水を使用している上、繊維残りが少ないタイプなんだって。たしかに、精密機器だし成分によって壊れたりするだろうし、繊維が残るとそれがまたゴミになるし故障の原因になる。

ちなみに私は、この西友で買える除菌ウェットティッシュをガンガン使っています。
成分を見ると「水、エタノール、パラベン、塩化ベンザルコニウム」とあるけど気にせず使っていました。キーを外した中身にも使っているし、これで故障した事は今の所ありません。
キーボードの汚れをスライムで粘着して取る
OA機器などのホコリやゴミを取るのに、定番化している商品です。私も随分前に使いましたが、kこれって意外と早く粘着力が無くなるのと、吸着した後にヌメヌメ感があるし、ギューッと力いっぱい押し付けても綺麗に取れる訳でも無いので、水洗いできない場合などには考えるかなって感じでした。
後は小まめに汚れを掃除する人は汚れがあまり溜まっていないので、キーは取り外したくないけど溝の汚れを取りたいと言う時には良いアイテムだとは思います。
キーボードの汚れをセロハンテープで掃除する

セロハンテープを粘着する方を外側にして折りあわせ、両面テープ状態にします。それをキーボードの溝部分に這わせて汚れやゴミを引っ付けて回収します。
かなり手間と時間が掛かるし、1つのキーボードを仕上げるにはかなりのセロハンテープの量も使うので、お金に関しても勿体ないから、私は絶対にやりません。
キーボードの汚れを綿棒で掃除する

エタノールなどを使って掃除をしたい場合に、綿棒に含ませて掃除します。ただ、チマチマ感がハンパないので、時間と労力を無駄にしている感じが強いので私は絶対にやりません。
キーボードの汚れをなど空気で飛ばし掃除する
あんまり細かく掃除はしたくないから、パパッと埃やゴミを吹き飛ばしたい人には、これが良い。毎日これを作業後にやれば、埃はあまり堪らないので、これはまずまずおすすめできます。強風モードがあるならドライヤーでも良さそう。
キーボードの汚れを掃除機で吸う
吹き飛ばさず吸えば良いじゃんと思う人の方が正解だと思います。キーボード専用の掃除機もあるので、これを使うと良いでしょう。
私もこれなら一気に終わるし、後はチャチャッと拭けば良いと思いましたが、これでも底のホコリやゴミが全部取れる分けじゃなかったです。
キーボードの汚れをブラシでこすり落とす
これも空気で飛ばすのと同じ様なレベルです。取り合えず表面に見える埃やゴミを取り除きたいだけなら、これでも良いと思います。
空気で飛ばすと周りに飛び散るので、それが嫌ならブラシでサッと掃除してしまいましょう。
キーボードの汚れを木工用ボンドで取る

数年前に木工用ボンドで錆取りやリモコン掃除なんて言うのがバズりましたが、絶対に止めましょう。
キーボードでも同じ様に木工用ボンドでパックして綺麗になるかと言ったら、なりません。溝に流れ込んだボンドは乾かず残り故障の原因になるし、全くもって使えない手段です。
キーボードの汚れを中性洗剤で落とす

水洗いする時に中性洗剤を使うか迷う人がいると思いますが、私は使っていますが故障はしていません。
「何か洗剤を…」と思って家を探すと「キュキュット」があったので裏を見ると中性って書いてあったので、バケツに薄めて、そこで外したキーをジャブジャブ洗っています。
キーボードの汚れを重曹で落とす

お掃除の定番アイテムである重曹。弱アルカリ性なので、基盤に対しては影響が出ると思うので、安易に使用しない方が良いと思います。
しかし手垢、油汚れなどがこびり付いて落とせない時は、非常に有効なアイテムになるので、キーを外したなら重曹を溶かしたお湯に浸けると良いでしょう。
キーを外さない場合は、重曹を薄めた液体をシートなどに含ませて、底に垂れない様にキーだけを拭く様にしましょう。
キーボードの除菌や消毒方法
スマホはトイレの便器より汚いと言う研究結果があるくらいで、キーボードも汚い手で触りまくっていれば同様です。
キーボードに使える除菌スプレーや除菌ティッシュ
先に出しましたが、除菌ウェットティッシュで私は拭いても問題ないので、大丈夫かなと思っています。上記の様なOA機器全般に使える除菌スプレーもあるくらいなので。
キーボードをアルコール消毒で除菌
これも先に出しましたが、無水エタノールは専門業者もOA機器の中身を掃除する時に使っているので、問題ないと思います。ただ、デバイスの販売側はアルコールを使った掃除を想定して販売はしていないと書いてある事が多いので、自己責任でお願いします。
キーボードを次亜塩素酸で除菌
これもアルコールと同様にデバイスの販売側は想定している訳ではありませんが、キーなどの殺菌消毒には有効です。
アルコール消毒液が品薄になった時には、物に対してはこれで除菌しましょうと言うのも話題になりました。ただ、基盤など中については使用しない方が良いと思います。
キーボードに紫外線を照射し除菌
紫外線が殺菌効果を持っているのは以前から知られていますが、コロナにも効果があるのかもと各国で実証実験が行われています。
ただ、今の所ハッキリとした検証結果が無いので、これは保留と言った感じです。これで済むなら、除菌は凄く楽になるので良いなと思います。
キーボード掃除でキーが戻らない様になった時の対処法

キーボードのキーを取り外すと、中にゴム(ラバードーム)が入っています。このゴムが壊れたか接触が悪くなった事により、キーを押したら戻らないと言う故障が起きます。
こうなるとゴムを新しい物に変える必要がありますが、緊急措置として、殆ど使わないキーのゴムを、壊れた箇所に移植してあげると良いです。
上記画像の様にHOMEボタンなんて殆ど使わない人が多いでしょうし、こういう不要なキーから持ってきましょう。
こういう事もあり、デスクトップの場合は簡単に自分で修理できるので、古いキーボードも1つくらいはストックしておけば、壊れた時に古い物を使ったり、古い物からパーツを移植する事も可能でおすすめです。