マルチディスプレイ、USBポートやLANポート等を増やしたい時や、各種メモリの読み込みを行いたい時に便利なドッキングステーションとは?何に使うか必要性や用途とおすすめを紹介。
ドッキングステーションとは?
USBポートやLANポートなどはPC初心者でも分かる人が多いが、それらのポートを増やしたい時に調べていると、ドッキングステーションと言う物もある事に気付きますが、一体どういう物なのか?
ドッキングステーションの仕組みとハブとの違い
![]() |
![]() |
ハブとは、1つの種類のポートが複数ある物を指します。左の画像はUSBハブで、USBケーブルを繋ぐ為のポートが複数付いています。
右写真の様なドッキングステーションは、多機能ハブとも言われ、各社の商品によりますが、USBポート、LANポート、SDメモリカード、メモリスティック、microSDカード、xDピクチャカード、Thunderboltポート等が付いています。
様々なケーブルやメモリを、対応する複数の周辺機器を使わず、1つのドッキングステーションでまとめて接続する事が可能です。
ドッキングステーションは何に使う?必要性や用途
- PCに無い複数の種類のポートを簡単に設置できる
- PCに足りないポートを簡単に増設できる
- 卓上がスッキリ綺麗になる
- 電源がまとめて1つになる
- それぞれの接続でコンセントを使う事が無い
- 持ち運び後のPCに周辺機器の接続が1つで済むから楽
- 使う前提ならノートPCを薄く軽量化できる
- USB Power Delivery対応ならノートPCの充電可能
- オルタネートモード対応PCならUSB Type-Cで映像出力可能
- USBハブでPC電源ONの時は携帯などの充電も可能
USBポートが足りないだけなら、USBハブを買えば良いですが、他の種類のポートも欲しいならドッキングステーションの方が何かと便利です。
私が使っている物は、現在は廃番になっているサンワダイレクトの机上ラック兼ドッキングステーションです。購入から8年ほど経っていますが、壊れずに動いています。

机上ラック兼なので持ち運びは出来ませんが、小物を収納するのに便利です。


こんな感じで各ポートが付いています。自宅や作業場ではデスクトップのパソコンを使っており、ポートは多数付いているので、この程度で十分です。ノートPCの方はポート数が少ないので、もっと多くのポートが付いている物が便利かも知れません。
ドッキングステーションの使い方
基本的にはPCとドッキングステーションをUSBケーブル(Type-AやType-c等)で繋ぎます。PCと繋いだら、繋ぎたいケーブルを各ポートに繋げば完了です。

試しに各ポートに色々なメモリを接続して見ましたが、上記の様な感じできちんと認識されています。コードを繋ぐだけなので、簡単に誰でも使えます。
おすすめのドッキングステーション

失敗しない為にも自分に合ったドッキングステーションを選びましょう。先ずは選ぶ際のポイントを把握して下さい。
ドッキングステーションを選ぶ際のポイント
接続端子 | PCとの接続はUSB Type-Aか、USB Type-Cのどちらかが殆どなので、自分が接続するPCのUSBポートに応じて選びましょう。
Type-Cが主力になっているので、対応しているPCをお持ちなら、迷わずType-C対応を。 USB2.0より、USB3.0以上に対応している方がデータ転送が高速なのでおすすめです。 |
接続可能なポート | USBポート、LANポート、SDメモリカード、メモリスティック、microSDカード、xDピクチャカード、Thunderboltポート等など、どの種類のポートが必要かを確認しましょう。
何でもかんでもあれば、いざと言う時に便利ですが、永遠に使わないポートも出て来るので、必要なポートを考えて選んだ方が良いです。 |
映像入力端子 | 現在の主流はHDMIが主流ですが、VGAやDisplayPortを使う物もあるので、自分のPCやモニターを確認しましょう。
映像出力しないなら不要ですが、デュアルディスプレイなど、マルチディスプレイを行いたい場合は必要です。トリプルディスプレイなど、外部モニターを2つ以上利用したい場合は、その数に応じた入力端子が必要になります。 |
LANポート | LANポートが無いノートPCなどで有線にしたい場合には便利です。
大量のデータを通信したい場合などは有線が安定するので、そういう時だけ使いたいと言う方にもおすすめ。 |
形状 | 持ち運びするか、自宅で固定した場所で使うか。持ち運びするならコンパクトなタイプ、自宅で固定なら少し大きくても多機能やポート数が多い物を。
固定タイプなら卓上に置くタイプの他にも、机の裏に固定できるタイプもあるので、机の上をスッキリさせ作業場所を増やす事ができます。 |
電力 | バスパワータイプが、繋げたケーブルを通じてPCから供給されます。その為にコードは1つで良いので、持ち運びや机上のスッキリさには良いタイプです。
コンセントが不要な分、PCの電力を使う事になるので、持ち運びする際は電池切れの心配もあります。その為に、マウス、キーボード、各種メモリなどの接続におすすめです。 セルフパワータイプはACアダプタや電源コードなどを用いるタイプで、コンセントから電源供給されるので、電力消費が大きい、外付けハードディスク、プリンタ、スキャナ、光学ドライブ、携帯充電器などを繋ぎたい方におすすめです。 |
対応OS | 基本的にWindowsで動作するタイプが多いので、Macの方は対応しているかチェックした上で選びましょう。 |
以上のポイントを踏まえた上で、自分の要望に合うドッキングステーションを選びましょう。
おすすめ
USB Type-Cに対応しているなら、USB 3.0が3個、USB2.0が2個、LANポート、100WのPDポート、SDカードリーダー、TFカードリーダー、マイク&オーディオ端子、thunderbolt 3/4デバイスと互換性、トリプルモニターにも対応など機能豊富なので、かなりおすすめです。
コンパクトだから持ち運びも便利だし、これだけの機能が詰まって、この値段なら、モバイル用のコンパクトで最低限の機能で5000~1万円程度の物を買うより、こちらの方が良い気がします。
私が使っているサンワダイレクトの机上ラック兼ドッキングステーションは廃番ですが、近いタイプがこれです。
モニターやノートPCの台として使える様になっていて、その下には小物の置き場にできます。小物が机の上に転がっているのが嫌な人は、こういうタイプだとスッキリして良いです。
モニターやタブレットなどのスタンドを使っている方なら、スタンド兼ドッキングステーションにすると、余計な場所を取る必要ないので、おすすめです。
マグネット搭載なので、机に金属部分があるなら、そこにピタッと固定できます。机の裏、机の横などに固定すれば作業スペースが広くとれるし、ケーブルも見えずに見た目も良いです。
マグネットが無いタイプでも、固定する器具を使えば、机の裏などに張り付ける事が出来るので、そういう場所に取り付けたい時にはおすすめです。