在宅関連コラム

出前やデリバリー、テイクアウトの食事を冷凍してストックは危険!?

冷凍野菜

在宅ワークをしていて出前やデリバリーで食事を頼む事が多い人や、仕事帰りにテイクアウトしてくる人などは、面倒だから1回で2食や3食分を買い込む事もあると思います。

キャンペーンでお得な時は多く買って冷凍ストックする人もいますが、実は危険な事もあるので注意が必要です。

出前を冷凍してストックは危険な理由

新規参入で経験不足のお店が多い

先ず注意したいのは、新型コロナウイルスの影響で店舗営業が出来ず、また外出自粛により、飲食店の多くは営業していてもデリバリーやテイクアウトのみに切り替えている所が殆どです。

こういうデリバリーやテイクアウトに新規参入したお店の多くは、経験不足で知識不足となっている事が多い。

その為、食中毒対策がしっかりなされておらず、リスクは高まっていると思われます。実際に私の友人夫婦は、巣ごもりに入った直ぐに近くのお店がデリバリーサービスに登録したので頼んだら、翌日、夫婦揃ってお腹が大変な事に…。

お店で直ぐに食べるなら問題なくても、デリバリーに掛かる時間、デリバリー中の温度を考慮していない為、菌が繁殖してしまい、それを冷凍してしまうと言う可能性もあるので注意が必要です。

食中毒を引き起こす菌は加熱処理で安全になるが…

食中毒を引き起こす食中毒菌は加熱処理をシッカリ行えば問題ありません。

食中毒菌とウイルスの特徴

腸管出血大腸菌 75度で1分以上で死滅、冷凍でも死滅しない
カンピロバクター 75度で1分以上で死滅、冷凍でも死滅しない
サルモネラ菌 75度で1分以上で死滅、冷凍でも死滅しない
リステリア 65度で数分で死滅、冷凍だと効果はあるが過信禁物
腸炎ビブリオ 60度で10分以上で死滅、冷凍だと効果あり
黄色ブドウ球菌 100度の過熱でも死滅せず、冷凍だと効果あり
ボツリヌス菌 芽胞は100度6時間の過熱でも死滅せず、冷凍でも死滅しない
ウエルシュ菌 芽胞は100度6時間の過熱でも死滅せず、冷凍だと効果あり
セレウス菌 芽胞は100度6時間の過熱でも死滅せず、冷凍だと効果あり
ノロウイルス 90度で1分半以上で死滅、冷凍でも死滅しない

これらの対応する温度と時間で加熱、冷凍すれば菌は死滅します。ただ、中まで同様にしっかり火を通す事が出来ればと言う話です。そういう料理ではない場合、中の菌は死滅していないので、徐々に菌は増えます。

例えばカキフライで加熱してあるのにノロウイルスで食中毒になるのは、加熱が足りず中心にウイルスが残っているからです。

調理が甘ければ菌やウイルスは残っているし、それをデリバリーする時間と、外気の温度を加味すると、調理したてより増えておりリスクは高くなります。それを冷凍しておけば安全だと思いがちですが、上記の表の様に、冷凍でも死滅しない菌やウイルスは多数あります。

厳格な衛生管理は行われていない

飲食店を出店する際は、調理師免許か食品衛生管理者の資格が必要になります。これらを取得する際には、食品衛生について必ず学ぶし、保健所が定期的にお店をチェックしに来るので、飲食店は基本的には衛生管理をきちんと行っています。

しかし、保存用やレトルト販売などを行う前提では無いので、それらを専門にやっている企業の様な厳格な衛生管理は行われていません。

更に、専門のメーカーは、料理が出来たら直ぐに急速冷凍を行ったり、滅菌した場所で密閉した容器に入れますが、普通の飲食店では行いません。

ですので、出前やデリバリーで頼んだ飲食店の食事は、冷凍保存には向きません。

デリバリーや出前の食事の多くは冷凍せず直ぐに食べる

食中毒菌やウイルスについて理解して頂いた上で、デリバリーや出前を行っている飲食店は、届いて直ぐに食べて貰う様に作っているので、基本的に届いて食べるまでに時間をかける事はNGです。

料理が冷めていく時に1番菌は繁殖していくので、取り合えず注文しておいて、後でお腹が空いたらレンジで温めて食べると言うのも基本的にはやらない方が良いでしょう。

冷凍しておけば問題ないと思うかもしれませんが、これまでに述べた理由を見れば、冷凍でも危険だと分かると思います。

ピザが半額キャンペーンをやっていると、多く注文して冷凍させておけば、お得に食べられると思います。私もやりたくなりますが、健康には変えられないので止めておきましょう。

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じん(♂)
じん(♂)
20代後半からウェブ関係のお仕事で独立し、現在は15年近く、フリーで仕事をしています。もう雇われには戻れない、縛られず生きる事が大好き人間です。